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Windows 11 システムの復元の設定と使い方

最終更新日

Windows11でも、以前からの機能「システムの復元」を使用することができます。PCにもよりますが、BTOパソコン や 自作PC、またはクリーンインストールした Windows11 の初期値では、システムの復元は有効に設定されていないので、システムの復元を使用するには手動で設定する必要があります。  このページでは、システムの復元の設定、復元のポイント作成と復元するやり方を紹介しています。 Windows11 でフォルダを設定時間毎に自動でバックアップするやり方は、下記のページをご覧ください。
Windows11 フォルダを設定時間に自動バックアップする-ファイル履歴


Windows11 システムの復元の使い方

システムの復元の有効化と設定、復元のためのバックアップ(復元ポイント)の作成と復元操作は、すべて下記の「システムの保護」より行います。 

システムの保護の開き方


「スタート」ボタンを右クリックしたメニューの「システム」をクリックします。
Windows11スタートボタンを右クリックしてシステムを開く  システムのバージョン情報が表示されたら、関連リンクにある「システムの保護」をクリックします。
Windows11システムバージョン情報からシステムの保護を開く  システムの復元に関する操作は、すべてここから行います。
システムの復元の設定場所

システムの復元の有効化と設定

1. システムの復元の有効化

復元を有効にするディスクを選択します。Windows11 がインストールされている、ローカルディスク(C:)(システム)を選択して、「構成」をクリックします。
システムの復元を有効にするディスクを選択 選択ができるのは、1つのディスクのみです。他の(D:)などのディスクも含めたい場合、後から追加するこが可能です。 設定画面が表示されたら、「システムの保護を有効にする」をクリックします。
システムの復元を有効の有効化を選択 

2. システムの復元に利用するディスク容量を割り当てる

  • システムの復元の容量を、「最大使用量」のスライドバーをクリックしたまま移動して、容量を設定します。
  • 使用環境にもよりますが、最低でもディスク容量の10%は割当てるようにします。
システムの復元に割り当てるディスクの容量を設定 システムの復元のためのバックアップ(復元ポイント)は、自動で不定期に作成されます。割り当てた容量が多ければ、・2021/10/20の時点 ・2021/10/26の時点 など、それだけ多くのバックアップを保持することができます。また、バックアップの容量は後からでも、増減の変更が可能です。  システムの復元の復元ポイントは、パソコンの全ての状態をバックアップするものではありません。システムに関する根幹部分のみです。 システムの復元の設定の完了
設定が完了したら「OK」をクリックして、保護の表示が「有効」になっていれば、システムの復元の有効化と設定は完了です。
システムの復元を有効の有効化の確認

復元ポイント(バックアップ)の作成

復元ポイントとは、システムを復元するためのバックアップデータです。復元ポイントは、自動で不定期に作成されますが、手動で作成することも可能です。  例えば、アプリやドライバーなどをインストールする前に、復元ポイントのバックアップを作成しておき、不具合があるようなら、そのポイントに復元する使い方ができます。  1. システムの復元の設定画面の「作成」をクリックします。
システムの復元のポイント(バックアップ)の作成  2.「復元ポイントの作成」の画面が表示されたら、日付や好きな名前を入力して「作成」をクリックします。
システムの復元のポイント(バックアップ)の作成の実行 
  • 現時点のシステムの、復元ポイントの作成が開始さるのでそのまま待ちます。
  • 「復元ポイントは正常に作成されましたと」表示されれば完了です。「閉じる」をクリックします。
システムの復元のポイント(バックアップ)の作成の完了 

作成した復元ポイントの確認

1. システムの復元の設定画面の「システムの復元」をクリックします。
システムの復元をクリック  2.「システムファイルと設定の復元」が表示されたら「次へ」をクリックして、復元ポイントの選択画面を表示します。
システムの復元操作の開始 
  • 復元ポイントの一覧表示ボックスの「説明」に、作成した復元ポイントの名前が表示されていれば、問題なく作成できています。
  • 種類には、手動で作成したので「手動」と表示されています。自動で作成されたものは「システム」と表示されます。
作成した復元ポイントの確認
これで、復元ポイントの確認は終了です。「キャンセル」をクリックして、画面を閉じます。

システムを復元する

システムを復元する前に、作業中のファイルなどは保存し、アプリが起動している場合は終了しておきます。  1. システムの復元の設定画面の「システムの復元」をクリックします。
システムの復元をクリック  2.「システムファイルと設定の復元」が表示されたら「次へ」をクリックします。
システムの復元操作の開始  3. 復元ポイントの一覧が表示されたら、日付や説明で目的のポイントを選択して、「次へ」をクリックします。
復元するポイントの確認とチェック 影響を受けるプログラムの検出
復元ポイントを選択して、「影響を受けるプログラムの検出」をクリックすれば、選択したポイント以降にインストールしたアプリやドライバーが表示され、削除されることがチェックできます。
システムの復元で影響を受けるプログラム  影響がない場合は何も表示されません。
4. 復元ポイントの確認画面が表示されたら、復元ポイントを確認して誤りがなければ「完了」をクリックします。
復元するポイントの確認  5. システムの復元開始の確認が表示されたら、「はい」をクリックします。
「はい」をクリックすると直ぐに復元が始まるので、キャンセルすることはできません。
システムの復元の実行確認  6. パソコンが再起動した後に、システムや設定、レジストリなどの復元が始まりますが、PCの環境によっては、すごく時間がかかることがありますが、復元の途中で電源を消すような事はしないでください。
システムの復元の実行中  システムの復元の完了
  • 復元が終了すれば、再起動します。
  • サインインして「システムの復元は正常に完了しました。...」と表示されていれば、復元は成功です。
  • 「閉じる」をクリックして、システムの復元は完了です。
システムの復元の実行から完了
Tips:
Windows11 が起動ができない問題が発生しても、回復ドライブがあれば、安全に「システムの復元」を実行することができます。
Windows11 回復ドライブの作成方法と回復機能の紹介
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筆者 監修 Yukiko Mishima
著者/ Yukio Mishima
主に企業や組織のPCサポートとシステム構築のPCエンジニアリング。現場で経験した問題解決や設定など紹介しています。
筆者プロフィールとパソブルの運営情報

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