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Windows 11 SSD/HDDがアクセス拒否される場合の対処法

公開日

Windows11 外付けや増設したSSD/HHDを開こうとすると「アクセスが拒否されました」と表示され使用できない場合は、ディスクのプロパティのセキュリティ設定で「所有者」を変更すれば対処できます。  このページでは、SSD/HHDディスクドライブがアクセス拒否されて、中身が開けない時の対処方法を紹介しています。


外付けや増設の「SSD/HHD」がアクセス拒否された時の対処手順

外付けや増設の「SSD/HHD」がアクセス拒否される問題は、ディスクドライブを違うバージョンで使用した後や、以前 Windows をインストールしていなどのディスクドライブで発生することがあります。

1. アクセス拒否されたSSD/HDDのプロパティを開く

1-1. 「PC」を開き、アクセス拒否されるディスクドライブを右クリックしたメニューの「プロパティ」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブのプロパティを開く  1-2. プロパティが表示されたら「セキュリティ」タブをクリックし、セキュリティの「詳細設定」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブのセキュリティの詳細設定を開く
問題がないセキュリティ設定表示は、「Administrator」や「SYSTEM」などのユーザーのアクセス権が表示されます。

2. ディスクドライブのアクセス権の所有者を変更する

2-1. 「セキュリティの詳細設定」が表示されたら、「所有者:」の「変更」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブの所有者の変更設定を始める  2-2.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されたら「詳細設定」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブの所有者の選択  2-3.「ユーザーまたはグループの選択 詳細設定」が開いたら
  • 「検索」をクリックします。
  • 「検索結果」ボックスで、「現在使用しているユーザー名(ここでは pasoble)」をクリックして選択状態にする。
  • 「OK」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブの所有者を設定  2-4.「ユーザーまたはグループの選択」で、ユーザー名を確認して「OK」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブの所有者の確定  2-5. ユーザーの設定が閉じ「セキュリティの詳細設定」画面が表示されるので
  • 「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」のチェックボックスをクリックして選択状態にする。
  • OK」をクリックします。
windows11 サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える  2-6. ダイアログボックスの選択操作で所有者の変更の完了
「…フルコントロールで利用きるようにしますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
windows11 ディスクドライブをフルコントロールで利用きるようにする
続いて「このオプジェクトの所有を取得した場合~アクセス許可の表示または変更を実行できます。」と表示されたら「OK」をクリックします。
windows11 ディスクドライブのアクセス権の変更がきるようにする

3.ディスクドライブにアクセスできるユーザーを追加する

ここまでの操作で「アクセス拒否」の問題は解決して、SSD/HDD は使用できますが、ユーザーを追加して他のパソコンやユーザーでも使えるようにしておきます。 3-1. 所有者の変更が完了したら、プロパティの「セキュリティ」画面が表示された状態になっているので「編集」をクリックします。
windows11 アクセス拒否されるディスクドライブのセキュリティの詳細設定を開く
3-2.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されたら「詳細設定」をクリックします。
windows11 ディスクドライブのアクセス権の編集  3-3.「ユーザーまたはグループの選択 詳細設定」が開いたら
  • 「検索」をクリックします。
  • 「検索結果」ボックスで、「Administrator」をクリックして選択状態にする。
  • 「OK」をクリックします。
windows11 ディスクドライブにアクセスできるユーザーを選択

Administrator ユーザー

Windows の Administrator は基本的に管理者ユーザーです。PCを利用しているユーザー名が違っても「Administrator 管理者権限」があるなら、他のパソコンでも削除や変更ができます。  もし、管理者でないユーザーは読込だけに制限したい場合、この項目の末尾で説明しています。
3-4. Administrator ユーザーのディスクドライブのアクセス権を設定
  • ユーザーの追加が終われば、セキュリティ画面が表示さるので追加した「Administrator」をクリックして選択します。
  • 「フルコントロール」のチェックボックスをクリックして、全てを選択した状態にします。
  • 「OK」をクリックして完了です。
windows11 ディスクドライブにAdministratorユーザーを追加してフルアクセスの設定
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アクセス制限を設定してユーザー(user)を追加する


ユーザーの追加方法は
1. 上述と同じ操作なので参考に、ディスクドライブを右クリックしたメニューの「プロパティ」から「セキュリティ」を開いて「編集」をクリックして、「追加」をクリックします。  2.「ユーザーまたはグループの選択 詳細設定」で
  • 「検索」をクリックします。
  • 「検索結果」ボックスで、「User」をクリックして選択状態にする。
  • 「OK」をクリックします。
windows11 ディスクドライブに制限付きユーザーを作成  3.「フルコントロール」と「変更」のチェックボックスを選択状態にせず「OK」をクリックして、制限付きユーザーの作成は完了です。
windows11 ディスクドライブにユーザーを追加して制限付きアクセスの設定
Tips SSD/HDDの初期化:
フォーマットしてもディスクドライブの容量が少ない状況は、以前に Windows をインストールしたディスクドライブに発生します。この解決方法下記のページで紹介しています。
Windows 11 SSD/HDD領域を初期化して完全フォーマット

アクセス拒否されたSSD/HHDの所有者が変更できない


SSD/HHDの所有者が変更できない要因は、アクセス拒否されたディスクドライブ内の一部のファイルが、起動している Windows11 のシステムに関連した一部と誤認識して「使用中」の状況になっていることが考えられます。  この場合は、セーフモードで起動すれば、SSD/HHDの所有者やアクセス権の設定変更ができます。  Windows11 をセーフモードで起動しても、このページで説明している方法と全く同じ操作で、アクセスが拒否されたSSD/HHDの対処ができます。
Windows11 をセーフモードで起動する方法は幾つかあります。詳しくは下記のページをご覧ください。
Windows11 をセーフモードで起動させる4つの方法
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この記事の著者
筆者 監修 Yukiko Mishima
Yukio  PCエンジニアリング
企業や組織のPCサポートをやっています。主に現場の経験でコンピューター関連のスキルアップをしてきました。
筆者プロフィールとパソブルの運営情報

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