Windows 11 ファイルを開かず見えるプレビューウインドウの設定

1.エクスプローラのプレビューウインドウの表示設定

エクスプローラの右側に「プレビューを表示するファイルを選択します」が表示されていない場合、プレビューウインドウの設定ができていません。
1-1. エクスプローラのメニューバーの「表示」をクリックしたメニューの「表示」にマウスポインターを合わせます。
  1-2. サブメニューが表示された、「プレビューウインドウ」をクリックしチェックマークと付けると、プレビューウインドウの表示が可能になります。
 

プレビューウインドウのサイズ

プレビューウインドウの表示領域のサイズが小さい場合、プレビューが表示されないことがあります。表示されない場合は表示領域を大きくしください。

2.プレビュー ハンドラーの表示の有効化

この設定では、初期値で有効になっていますが一応確認しておきます。フォルダーオプションの「プレビュー ハンドラー」の表示が有効になっていいないと、プレビューウインドウは表示できません。  2-1. エクスプローラーの「…」メニューボタンをクリックしたメニューの、「オプション」をクリックします。
  2-2. フォルダーオプションが表示されたら、「表示」タブをクリックします。
  2-3.「詳細設定」ボックスにある「プレビューウインドウでプレビューハンドラーを表示する」にチェックマークを付け有効化します。
  2-4.「縮小版にファイルアイコンを表示する」にチェックマークを付け有効化して、「OK」クリックしてフォルダーオプションを閉じます。
「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」が有効になっている場合は、チェックマークを外して無効化してください。

1.エクスプローラーを再起動して改善

エクスプローラはグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)の重要なプロセスです。このプロセスの問題が発生している場合、プレビューウインドウの表示ができないこともあります。  上記エクスプローラとフォルダーオプションの設定に問題がなく、プレビューウインドウが表示しないときは、エクスプローラを再起動すると改善できる場合があります。 

エクスプローラの再起動

1-1. スタートボタンを右クリックしたメニューの「タスクマネージャー」をクリックします。
Ver.22H2ならタスクバーの右クリックで、タスクマネージャーの起動が可能です。
タスクマネジャーが下図のように「簡易表示」されている場合は、左下にある「詳細(D)」をクリックして、詳細画面に切り替えます。
1-2. エクスプローラーの再起動を実行
バージョンにより画面が異なるので分けています。  Ver.22H2でエクスプローラーを再起動

• 「プロセス」画面で「エクスプローラー」をクリックして選択状態にします。
• 画面上部の「タスクの再起動」をクリックして、エクスプローラーを再起動します。

  Ver.22H1でエクスプローラーを再起動

• 「プロセス」画面で「エクスプローラー」をクリックして選択状態にします。
• 画面右下の「再起動」をクリックして、エクスプローラーを再起動します。

パソコンの再起動でも、エクスプローラーを再起動した状況と同じことができます。

2. パフォーマンスオプションのリセット

パフォーマンスオプションの設定を変更していたり、何だかの不具合でオプションが無効になっている場合、プレビュー ウィンドウの機能が動作しないことがあります。
2-1. スタートボタンを右クリックしたメニューの「システム」をクリックします。
  2-2.「バージョン情報」が表示されたら、関連リンクにある「システムの保護」をクリックします。
  2-3.「パフォーマンス」の「設定」をクリックします。
  2-4.「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」を選択して、「適用」をクリックします。
既に「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」が選択されている場合、別の項目を選択してから戻ってください。

このように操作することで、完全にリセット（初期値）に設定することができます。今後パフォーマンスオプションをカスタマイズする場合は、ウインドプレビューの表示の不可に注意してください。 2-5.「OK」をクリックして、パフォーマンスオプションのリセットの完了です。

3.システムファイルチェッカーの実行

Windows11 のシステムファイルの一部が破損や不足している場合、プレビューウインドウなどの機能が正しく動作しない場合があります。この場合、コマンドプロンプト、またはターミナルを管理者で起動して、システムファイルチェッカーでシステムの問題を検出して修復ができます。  3-1. コマンドプロンプトを起動する

• キーボードの「Windows」キーを押した後に、「cmd」と押します。
• 検索画面が表示されたら、コマンドプロンプトの「管理者として実行」をクリックします。

※この操作は、検索で「cmd」と入力する操作と同じです。
  3-2. 「sfc /scannow」と入力し、キーボードの「Enter」を押します。
システムファイルのチェックと修復が開始します。時間がかかることもありますが終了するまでそのまま待ちます。 3-3.「…整合性違反を検出しませんでした。」または「...正常に修復されました。」と表示されれば、システムチェックは完了です。

プレビューの表示は対応アプリが必要

Windows11 に標準でインストールされているアプリも多くありますが、プレビューウインドウで表示させるには、プレビューするファイルが開けるアプリがインストールされていることが重要な要件です。

すべてのファイルをプレビューできない

ファイルの種類によっては、アプリがインストールされていても、プレビューウインドウに表示できないものがあります。すべてのファイルをプレビューウインドウで表示することはできません。

プレビューウインドウはマルチメディアにも対応

プレビューウインドウは動画などのマルティメディアファイルにも対応しています。ただし、Windows11 標準プレイヤーで再生可能なファイルのみです。  他のメディアプレイヤーなどをインストールして既定のアプリにした場合、ファイルの関連付けが変更されプレビューできない場合があります。（ファイルの関連付けとは、ファイルを開くときに立ち上がるアプリを管理）

ファイルを開く既定のアプリを変更すると表示されない場合がある

PDF ファイルなども、サードパーティ製のブラウザアプリで開くようにしている場合も、プレビューウインドウに表示されないことがあります。