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Windows 11 ネット速度が遅いときの3つの対処法

最終更新日

Windows11でインターネット接続が遅くなった時の対処法は、ネットワークのリセット,ネットアダプターのパフォーマンスの確認と必要に応じて再設定、ドライバを完全に再インストールする順に、1つずつ対処を行っていけば、ネットの速度が改善できる場合があります。 このページでは、インターネットの接続速度が遅くなった時の対処法を紹介しています。


Windows11でインターネットの接続速度が遅い時の3つの対処法


ここでは Windows11が原因でネットの接続速度が遅くなったときの対処法を紹介しています。ウエブサイトなどにアクセスすると、最初の反応だけが遅い場合は、操作が簡単にできるDNSの手動設定を試すのも良いでしょう。
スマホなどで他のデバイスでも接続速度が遅い場合は、ルーターやONU(モデム)などの不具合、またはプロバイダー側の問題が考えられます。 この場合、ルーターなどすべてのネット接続機器の電源を切り再起動させる。再起動してもスマホも含め全てのデバイスで接続速度が遅い場合は、プロバイダーに問い合わせてください。

1. ネットワークリセット


ネットワーク設定データの不具合によって、ネットの速度が遅くなったり不安定になったりすることがあります。この場合、ネットワークの設定をリセット(初期化)することで改善できることがあります。 リセットの手順は下記のように簡単ですが、実行前の確認も必要です。
  • 設定の「ネットワークとインターネット」を開く
  • 「ネットワークの詳細設定」をクリック
  • 「ネットワークのリセット」を実行する
    Windows11 ネットワークの詳細設定でネットワークのリセットを選択

ネットワークのリセット前の確認

ネットワークが「DHCP(IP自動取得)」か「固定IP」か、「DNS」や「VPN」、「プロキシ」の設定を行っているなど、内容をあらかじめ確認しておくことが重要です。 ネットワークリセットの操作手順や前確認とリセット後の注意点を含めた詳しい方法は、下記のページで紹介しています。
Windows 11 ネットが不安定な時にネットワークリセットで改善する方法

2. ネットアダプターのパフォーマンスの確認と再設定


Windows11の更新プログラムの適用で、受信ウィンドウ自動チューニング(ネットアダプターのパフォーマンス)が制限されている可能性が無いか確認して、制限されている場合は再設定を行います。 1. ターミナル(PowerShell)を開きます。
「スタートボタン」を右クリックしたメニューの「ターミナル(管理者)」をクリックします。ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックしてください。
Windows11 ターミナルを管理者で起動 2. PowerShell に下記のコマンドを入力して「Enter」キーを押して、現在の受信ウィンドウ自動チューニングの設定値を確認。
netsh interface tcp show global
Windows11 受信ウィンドウ自動チューニングの設定値を確認
受信ウィンドウ自動チューニングレベル」の値が「normal」の場合は問題ありません。次項のネットアダプターのドライバの完全再インストールに進んでください。 設定値が「disabled」または「restricted」の場合は、「normal」に変更します。 3. 下記のコマンドを入力して「Enter」キーを押して、現在の受信ウィンドウ自動チューニングの設定値を「normal」に変更。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=normal
Windows11 受信ウィンドウ自動チューニングの設定値を変更 受信ウィンドウ自動チューニングの設定の変更が終わればPCを再起動します。インターネットの接続速度が改善されているか確認します。
まだ改善されていない場合は、次項のネットアダプターのドライバの完全再インストールを試してみます。

3. ネットアダプターのドライバの完全再インストール


Windows11の更新プログラムの適用で、ネットワークアダプタのドライバが更新されネット速度に問題が出ている場合がもあります。
Windows のドライバの更新により古いドライバを適用された場合は不具合が発生することもあるため、最新のドライバを手動でインストールします。ドライバは、メーカの公式ページよりダウンロードして、ドライバを完全に再インストールすればインターネットの接続速度が遅い問題が解決する可能性も高いです。

ネットワークアダプタのドライバを再インストール


ドライバの完全再インストールは注意するポイントがあります。詳しくはドライバの再インストールの詳しいやり方や、ドライバの公式ダウンロードページを紹介している下記のページをご覧ください。 Windows11 手動でドライバを更新/再インストールする方法
実行ファイル形式のネットアダプタドライバ
ダウンロードしたドライバが実行ファイル形式なら、デバイスマネージャーを使用しなくても再インストールすることができます。実行ファイル形式のドライバはユーティリティ(ドライバの詳細設定アプリ)が同時にインストールされることが多いです。但しユーティリティアプリが問題を起こす場合もあります。問題があればインストール後にアプリを削除して対処します。
ドライバの再インストールの完了
通常ネットワークアダプタのインストールは再起動の必要はないのですが、念のため再起動して、インターネットの接続速度が改善されているか確認します。
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筆者 監修 Yukiko Mishima
著者/ Yukio Mishima
主に企業や組織のPCサポートとシステム構築のPCエンジニアリング。現場で経験した問題解決や設定など紹介しています。
筆者プロフィールとパソブルの運営情報
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