Windows アップデート エラーコードの一覧・原因と対処法
公開日
Windowsのアップデートが途中で止まったり失敗して表示される、エラーコードの一覧と原因及び対処法を紹介しています。エラーコードを入力して検索すれば該当コードにジャンプできます。
目次
ネットワーク関連のエラー
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エラーコード0x8024402F
主な原因Windows Update Windows Update サーバーとの通信がタイムアウトして更新に失敗することがあります。
対処法
- インターネット接続を確認
- セキュリティ対策ソフトを一時的に無効化
- Windows Update のコンポーネントをリセット
エラーコード0x80072EE2
主な原因Windows Update サーバーからの応答がなく、接続がタイムアウトしています。
対処法
- インターネットに接続しているか確認して、接続しているなら時間を置いて再度アップデート
エラーコード0x80072EFE
主な原因Windows Update サーバーとの通信が途中で切断され、アップデートが中断されることがあります。
対処法
- 可能ならインターネット接続方法を変えて試す(Wi-Fi⇔有線)
- ルーターの再起動
- セキュリティ対策ソフトの一時無効化
エラーコード0x80072F8F
主な原因SSL証明書の検証に失敗した場合に発生するエラーです。日時設定のズレや証明書の問題が関係します。
対処法
- PCの日付と時刻が正確か確認
エラーコード0x8024401C
主な原因プロキシサーバーやVPN環境での通信が遮断されている可能性があります。
対処法
- VPN接続使用なら一時的に無効化
- プロキシ接続使用なら、一時的に無効化
エラーコード0x80244010
主な原因Windows Update クライアントが応答を待っている間に、Windows Update サーバーが切断されました。
対処法
- ネットワークの安定性を確認
- 時間をおいてアップデートを再試行
エラーコード0x80240016
主な原因更新のインストール中に再起動が必要となったため、処理が中断されました。
対処法
- PCを再起動してから再度アップデートを試す
- 他のアップデートが残っていないか確認
エラーコード0x8024001E
主な原因Windows Update 構成情報に不整合があるか、Windows Update サーバー応答に問題があります。
エラーコード0x80244007
主な原因Windows Update サーバー応答の解析中にエラーが発生しました。セキュリティ対策ソフトなどが影響している可能性もあります。
エラーコード0x8024D009
主な原因Windows Update エージェントに問題が発生したことで処理が続行できませんでした。
エラーコード0x80072F78
主な原因HTTPS接続の検証に失敗したときに出るエラーで、プロキシやルーターの設定が影響していることもあります。
対処法
- プロキシやVPNの設定を確認
- Windows の日時設定を確認
エラーコード0x8024000C
主な原因Windows Update の操作中に無効な情報が検出されました。設定や接続の不整合が影響する場合があります。
対処法
- アップデートの実行を再起動して、再度アップデートを再試行
- Windows Update のコンポーネントをリセット
エラーコード0x80072EE7
主な原因DNSアドレスが解決できないことで、Windows Update Windows Update サーバーに接続できません。
対処法
- DNS設定を自動取得にする
- Googleが提供してるDNS(8.8.8.8)など、DNSの設定変更を試す
エラーコード0x8024400A
主な原因Windows Update Windows Update サーバーが一時的に多くのリクエストを処理しており、応答しきれない状態です。
対処法
- ネットワークを再接続(PCの再起動が簡単です)
- 時間をおいてアップデートを再試行
エラーコード0x8024A003
主な原因Windows Update クライアントとWindows Update サーバー間で適切な通信ができず、プロトコルエラーが発生しています。
対処法
- セキュリティ対策ソフトを一時的に無効化して確認
- アップデートの実行を再起動して、再度アップデートを再試行
エラーコード0x80072F94
主な原因SSL/TLS 通信の失敗により、Windows Update Windows Update サーバーと安全に通信できない場合に発生します。
対処法
- タスクバーで日付の確認
エラーコード0x80240004
主な原因Windows Update 操作がキャンセルされました。ユーザー操作や自動保護の影響で処理が中断された可能性があります。
対処法
- 再起動後にアップデートの再試行
- 他のアプリやセキュリティ対策ソフトの干渉を確認
エラーコード0x80244023
主な原因Windows Update Windows Update サーバーとの通信に失敗しました。プロキシやネットワーク制限の影響の可能性があります。
対処法
- インターネットに接続できているか確認
- プロキシやVPNでネット接続している場合は、設定を確認
エラーコード0x8024400C
主な原因Windows Update サーバーから返された応答に問題があり、更新情報の取得に失敗しました。
エラーコード0x80072EFD
主な原因インターネットに接続されていない、またはファイアウォールが通信をブロックしている可能性があります。
対処法
- インターネット接続状態を確認
- ルーターの再起動
- セキュリティ対策ソフトの設定を確認
ストレージ関連のエラー
Windows Update に必要なファイルを保存するディスクやシステムのストレージに関する問題で発生するエラーです。ディスクの空き容量不足、ファイル破損、アクセス権限の問題などが原因となります。エラーコード0x80070103
主な原因Windows Update で既にインストールされているドライバが再度更新されようとした際に発生します。
対処法
- エラーを無視しても問題ない場合があります
- デバイスマネージャーで該当デバイスのドライバ確認
エラーコード0x80246007
主な原因更新ファイルの保存や展開に問題があり、ダウンロード後の処理が完了できない場合に出ます。
対処法
- 一時ファイルの削除(Windows Updateキャッシュも含む)
- Windows Update コンポーネントのリセット
エラーコード0x80070057
主な原因引数が無効、または更新データが破損しているなどの理由で、処理が続行できないときに発生します。
対処法
- ストレージの整合性確認や一時ファイルの削除
- Windows Update コンポーネントのリセット
エラーコード0x800705AA
主な原因システム リソースが不足して処理を続行できない状態です。空きメモリや空きディスク容量の不足が原因となることがあります。
対処法
- 不要なアプリの終了、メモリや空き容量の確認
- 再起動後にアップデートを再試行
エラーコード0x80070652
主な原因以前の更新プログラムのインストールが完全に終了していない場合に表示されることがあります。
対処法
- PCの再起動後にアップデートを再試行
- 一時ファイルの削除とキャッシュのクリア
エラーコード0x8024200D
主な原因更新ファイルが破損していたり、ダウンロード中にエラーが発生して中断された場合に発生します。
対処法
- 更新コンポーネントのリセット
- アップデートの実行を再起動して再ダウンロードの実行
エラーコード0x80070490
主な原因Windows コンポーネントに問題がある場合に表示される汎用的なエラーコードです。
エラーコード0x80244018
主な原因更新をダウンロードする際に、ローカルポリシーまたはストレージ制限によってブロックされている場合に発生します。
対処法
- セキュリティの設定確認 セキュリティ対策ソフトを一時的に無効化
エラーコード0x8024A10A
主な原因更新プログラムのインストールが長時間かかり、システムがタイムアウトすることで発生する場合があります。
対処法
- 再起動してから再度アップデートを実行
- 長時間待機して完了を待つ
エラーコード0x80070035
主な原因ネットワーク経由での共有フォルダや更新ファイルへのアクセスで、パスが見つからないときに発生しますが、保存先ストレージの障害も要因になる場合があります。
対処法
- 保存先の接続状態やパスを確認
- ファイル共有設定やストレージ状態を確認
エラーコード0x80072F76
主な原因更新プログラムのダウンロード元Windows Update サーバーに接続できない、または更新ソースが無効なときに表示されます。
対処法
- インターネットの接続確認またはネットワークの設定確認
エラーコード0x80244022
主な原因Windows Update Windows Update サーバーとの通信エラーや、ダウンロード中の中断によって発生することがあります。
対処法
- Windows Updateトラブルシューティングの実行
- ネットワークの再接続
エラーコード0x8007045B
主な原因システム リソースの競合やプロセスの干渉によって、更新処理が完了できなかった場合に表示されます。
対処法
- システムリソースの最適化、不要なアプリの停止など
容量不足または互換性関連のエラー
更新プログラムの適用に必要な空き容量が足りなかったり、ハードウェアやソフトウェアがWindowsのバージョンと互換性がない場合に発生するエラーです。エラーコード0xC190020E
主な原因アップデートの準備に必要な空き領域が不足しています。
対処法
- 一時ファイルやWindowsアップデートのキャッシュを削除
- USBなどの外部ストレージを一時的に接続して、アップデートに必要な一時的な領域の割当てを試す
エラーコード0xC1900101
主な原因ドライバとの互換性に問題がある場合に発生するエラーです。
対処法
- 周辺機器を一時的に取り外す
- 思い当たる問題のあるドライバを更新
エラーコード0x800F0922
主な原因システム予約領域が不足しているか、更新Windows Update サーバーへの接続に失敗しています。
対処法
- VPN接続中ならオフにしてアップデートを再試行
エラーコード0xC1900201
主な原因このPCのハードウェア構成がアップグレードの要件を満たしていません。
対処法
- PC Health Checkでシステム要件を確認
- 必要に応じてメモリやCPUなどの構成を見直し
エラーコード0x80240031
主な原因インプレースアップグレード中にシステムの互換性問題が発生しています。
対処法
- 不要な周辺機器を外してアップデートの再試行
- セキュリティ対策ソフトを一時的に無効化セキュリティ対策ソフトを一時的に無効化
エラーコード0x800F0830
主な原因アップデート時の依存関係に問題がある、または互換性に不具合が生じています。
エラーコード0xC1900200
主な原因PCがWindowsアップグレードの最小要件を満たしていない場合に発生します。
対処法
- CPU、RAM、ストレージなどの要件を満たしているか確認
- 互換性チェックツールで診断
エラーコード0x80070020
主な原因他のプログラムがWindows Updateのファイルを使用中で、更新処理がブロックされています。
対処法
- 常駐アプリやセキュリティ対策ソフトを一時的に無効化する
エラーコード0xC1900130
主な原因インストールファイルのダウンロード中にインターネット接続が切れたことにより、アップデートに失敗しています。
対処法
- インターネット接続を確認、問題なければ時間をおいてから再試行
- Windows Update のコンポーネントをリセット
システム関連のエラー
Windowsの内部処理やサービス、重要なシステムファイルの破損などが原因で発生するエラーです。エラーコード0x800f081f
主な原因Windowsの更新に必要なファイルが見つからないか破損していることが原因です。
エラーコード0x800f0922
主な原因システムパーティションの空き容量不足や、更新ファイルのダウンロード先に接続できないときに発生します。
対処法
- 回復パーティションの空き容量を確認
- VPNやプロキシがあればオフにして再試行
エラーコード0x80246013
主な原因Windows Updateでのファイルの配置処理に失敗した場合に出るエラーです。
エラーコード0x80070422
主な原因Windows Updateサービスが無効になっているか、何らかの理由で実行できない場合に発生します。
対処法
- サービス設定で「Windows Update」が有効か確認
- セキュリティ対策ソフトの影響を確認。セキュリティを一時的に無効化してアップデートを再試行
エラーコード0x800705B4
主な原因Windows Updateサービスのタイムアウト、もしくはセキュリティ対策ソフトが更新を妨げている可能性があります。
エラーコード0x80070643
主な原因Windows Update のインストール中にセキュリティ対策ソフトや既存プログラムとの競合、またはシステムファイルの破損が原因で発生する一般的なエラーです。
エラーコード0x800F0831
主な原因前提となる更新プログラムが見つからず、更新の適用に失敗している可能性があります。
対処法
エラーコード0xC1900107
主な原因前回のアップグレード処理の一部が残っており、新しい更新と競合しています。
対処法
- アップデートの残骸「C:\$WINDOWS.~BT」フォルダを削除
- ディスククリーンアップで「以前のWindowsインストール」を削除
エラーコード0x8024000B
主な原因更新情報(metadata)が壊れているか、無効なファイルが含まれている場合に発生します。
構成またはインストールエラー
レジストリやシステムファイルの整合性の問題、一時ファイルの破損、ユーザープロファイルの異常などが原因で発生するエラーです。エラーコード0x8007001F
主な原因不明なエラーと表示されますが、実際にはレジストリ内に存在しないユーザー情報や重複がある場合など、システム構成の不整合が関係することが多いです。
エラーコード0xC1900208
主な原因互換性のないアプリケーションがシステムにインストールされており、更新の妨げとなっている可能性があります。
対処法
- 不要なアプリケーションを一時的にアンインストール
エラーコード0x80246017
主な原因インストールに必要なファイルの検証中に不整合が見つかり、更新が中断されるエラーです。
エラーコード0x80240020
主な原因ユーザーの操作が必要なタイミングでインストールが自動的に進行できず、失敗した場合に発生します。
対処法
- アップデートサービスを再起動してアップデートの再試行
- 管理者権限でアップデートをしていない場合は、管理者でインストールを実行
エラーコード0x80242006
主な原因ダウンロードされた更新ファイルの一部に破損があり、インストールが中止された際に表示されます。
対処法
- Windows Update のキャッシュをクリア
- アップデートサービスを再起動してアップデートの再試行
エラーコード0x8007371B
主な原因アップデートの構成情報のゴミや不一致により、更新パッケージの構成が不完全な場合に発生します。
対処法
- SFCとDISMツールでシステムファイルを修復
- 問題のある更新プログラムを削除して再アップデート
エラーコード0x8007000D
主な原因無効または破損したデータが更新ファイルに含まれている場合に発生します。
エラーコード0x8007042B
主な原因更新プロセス中に別のプロセスが干渉して処理が中断されると発生します。
対処法
- PCを再起動してからアップデートを再試行
エラーコード0x800F0982
主な原因更新パッケージの一部が不足している、または不整合が生じている場合に発生する構成エラーです。
対処法
- 直近の更新プログラムを削除した後にアップデートの再適用
- DISMツールでシステム整合性を確認
その他のアップデートエラー
上記の項目にに当てはまらない、特殊な構成やシステム側の制限、特定の条件でまれに発生するエラーです。エラーコード0x80070005
主な原因アクセスが拒否されていることを意味します。更新時に必要な権限が不足している場合や、セキュリティ対策ソフトによるブロックが原因で発生します。
対処法
- 管理者でアップデートしていない場合は、管理者でアップデートを再試行
- セキュリティ対策ソフトを一時的に無効化して再実行
- Windows Update コンポーネントのリセット
アップデートエラーの共通対処法
Windows Update のトラブルシューティングを実行
WindowsのトラブルシューティングツールでWindows Updateを選択して実行。ストレージの空き容量確保とキャッシュの削除
「空き容量の確保」は不要な一時ファイルを削除します。「Windows Updateのキャッシュのクリア」は「Windows Update」を選択して削除します。システムファイルの修復
システムファイルの不具合や破損でアップデートエラーが出る場合は、システム修復機能の「SFC / DISM」コマンドによる修復をします。CHKDSKでディスクの修復
SSD/HDDの不具合でアップデートエラーが発生する場合は、チェックディスク機能で、ファイルシステムや保存領域の破損の修復をします。Windows Update コンポーネントのリセット
アップデートの情報管理デーに不具合ある場合は、アップデートエラーで失敗します。このデータを管理しているフォルダを削除して、再作成することによりアップデートができる場合があります。アップデートの失敗修復コンポーネントのリセット方法
一時的なセキュリティ対策ソフトの無効化
セキュリティ対策が問題でアップデートできない時は、セキュリティを一時的に無効化してから、もう一度更新を試してみます。 Windows Defender(Windows セキュリティ)は、下記のページの手順で一時的にリアルタイム保護を無効にできます:サードパーティ製ウイルス対策ソフトをご利用の場合は、製品ごとに手順が異なります。タスクトレイのアイコンや設定画面から一時的に停止するオプションを確認してください。
アップデートの実行を再起動
アップデートが進まない、失敗した時は Windows Update サービスを再起動して、再度アップデートを試してみます。下記ページの「Windows Update を停止」で再起動が可能です。ページはWindows11での説明ですがWindows10も同様に操作できます。
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