Windows 11 IPアドレスを固定に変更する方法
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Windows11 のIPアドレスは初期値のDHCP機能による自動取得IPアドレスです。手動で「イーサネット（有線）」や「Wi-Fi」のネットワークアダプタのIPアドレスを、固定に変更することができます。
DHCPとは、PCが接続しているルーターなどがIPアドレスを自動で割り当る機能です。PCが自動でIPアドレスを取得し設定するのでIPの固定化はできません。
このページでは、Windows11 のIPアドレスを固定にする方法を紹介しています。
目次
Windows11 IPアドレスを固定にする手順
ここでは「有線（イーサネット）」接続を使用して説明していますが、「Wi-Fi」接続も同じ設定方法でIPアドレスを固定にできます。また、両方とも固定IPアドレスにすくことも可能です。
1. IPアドレスを固定にする編集画面を開く
1-1.「スタート」ボタンをクリックして、スタートの「設定」をクリックします。
1-2. 設定が開いたら項目の「ネットワークとインターネット」をクリックします。
1-3. ネットワークとインターネットが表示されたら「ネットワークの詳細設定」をクリックすれば、IPアドレスが設定できるネットワークアダプタが表示されます。
1-4. 固定IPを設定する「イーサネット／Wi-Fi」のネットワークアダプタの「∨」ボタンをクリックして内容を展開します。
1-5. 内容が展開されたら「追加のプロパティを表示」をクリックします。
1-6.「IP 割り当て」の「編集」をクリックすれば、固定IPアドレスの編集の選択画面が表示されます。
2. IPアドレスを自動から手動に変更
2-1.「IP 設定の編集」の選択ボックスを「自動（DHCP）」から、「手動」に変更します。
2-2. 固定IPを「IPv4」か「IPv6」どちらに設定するか、スイッチボタンをクリックして選択します。
ポイント：IPv4 IPv6 についてIPv4は32ビットのアドレスで配給される数も限られて将来的には不足します。IPv6は128ビットを使用して、ほぼ無限に近い数のIPアドレスが作成できます。また、IPv6はIPv4に比べてセキュリティが強化されて、将来的にはIPv4の代替として普及していくことが予想されています。現在はまだIPv4が主流です。
3. 固定IPアドレスの設定入力
3-1. IPの編集画面が表示されたら、各項目にIPアドレスを手動で入力し設定します。
固定IPアドレス設定の説明
IP アドレス
固定するIPアドレスを入力します。サブネット マスク
所定のサブネットマスクのIPアドレスを入力します。分からない場合「255.255.255.0」と入力ゲートウェイ
所定のゲートウェイのIPアドレスを入力します。分からない場合は問わせするか、現状のネットワーク環境を変更しないのであれば、末尾のWindows11 IPアドレスを確認を見て確認し入力してください。優先 DNS
所定のDNSサーバのIPアドレスを入力します。分からなければ Google が提供している、DNSサーバ「8.8.8.8」と入力しても使用できます。HTTPS 経由の DNS
ほとんどの場合「オフ」にします。HTTPSの使用が定められている場合は「オン」代替 DNS
優先DNSに障害が発生している場合に、使用するDNSサーバのIPアドレスを入力します。分からなければ入力しなくても問題ありません。HTTPS 経由の DNS
上記も同じ設定がありますが、ここでは「代替 DNS」に対しての設定です。IPv6「オフ」
IPv6 が提供されていて、IPv6のIPアドレスも固定にする場合は「オン」にして、IPv6の固定アドレスを入力していきます。
4. 固定化したIPアドレスの確認
4-1. デスクトップを右クリックしたメニューの「ターミナル」をクリックします。
4-2. ターミナルが表示されたら「ipconfig」と入力して「Enter」キーを押します
4-3. 目的のネットワークアダプタを探し、設定した固定IPアドレスが表示されていれば反映されて接続できる状態です。
固定に設定したIPアドレスが表示されない場合は反映されていません。このページの末尾の設定したIPアドレスが反映されないを見て、ネットワークアダプタを再起動して反映させて、再度IPアドレスの表示を確認します。- IPv4 がIPアドレスが、接続しているネットワークアダプタのIPアドレスです。
- IPv6 のIPアドレスは、設定してなくてもIPv6を無効化していない場合は、使用の有無に関わらず表示されます。
IPアドレスを変更する
IPアドレスの変更は、固定IPアドレスを設定した編集画面を開き、変更するIPアドレスに書き換えて「保存」をクリックすれば、変更の完了です。複数の固定IPアドレスを設定
ひとつのネットワークアダプタに、固定IPアドレスとは別に複数のIPアドレスを追加することができます。詳しくは下記のページをご覧ください。Windows11 複数のIPアドレスを追加する方法
IPアドレスを自動設定に戻す
このページの、「1～2」のIPアドレスを自動から手動に変更まで進み、「IP 設定の編集」の選択ボックスで「自動」を選択すれば、IPアドレスをDHCP機能による自動設定に戻すことができます。複数のDNSのIPアドレスを設定
ネットワークの詳細設定では DNS が設定できるのは2つですが、複数のDNSを追加するこもできます。詳しくは下記のページをご覧ください。Windows11 ネットワークアダプタのDNSを手動で設定する方法
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設定したIPアドレスが反映されない
設定したIPアドレスを反映されない場合は、ネットワークアダプタを再起動します。 1. コントロールパネルを開く スタートメニューから スタートメニューから起動する方法は、「すべてのアプリ」をクリックして、一覧の「Windows ツール」をクリックするとエクスプローラーが開き、「コントロールパネル」をクリックします。
検索から
- キーボードの「Windows」キーを押した後に、「control」と押します。
- 検索画面が表示されたら、「コントロールパネル」をクリックします。
2. コントロールパネルが開いたら「ネットワークとインターネット」の「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックします。
3.「アダプターの設定と変更」をクリックします。
4. IPアドレスを設定した、ネットワークアダプタを再起動します。
- 固定IPアドレスにした「ネットワークアダプタ」を右クリックしたメニューの「無効にする」をクリックして無効化
- 無効になったネットワークアダプタを右クリックしたメニューの「有効にする」をクリック
- この操作によりネットワークアダプタが「再起動」して、設定したIPアドレスが反映します。
5. ネットワークアダプタの再起動ができたら、再度IPアドレスが固定に変更されたか確認します。
Windows11 の IPアドレスの設定や変更、DNSの設定や複数のIPの追加方法など、下記のページでまとめて紹介しています。
Windows 11 IPアドレスの設定と変更
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