Windows 11 クリーンインストールのやり方
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Windows11 のクリーンインストールは、USBメモリまたはDVDディスクのインストールメディアでパソコンを起動し、ディスクをクリーンな状態にして修復目的のリセットや、新規セットアップを実行することができます。
このページでは、Windows11 のクリーンインストールを紹介しています。
「このPCをリセット」の初期化機能で再インストールする方法は、下記の別ページをご覧ください。
Windows11 初期化「このPCをリセット」の利用方法
Windows11 のクリーンインストールの準備
クリーンインストールの概要
インストールメディアで起動して、クリーンインストールする方法では、ディスクドのフォーマット(初期化)やパーティションの変更や作成が可能です。クリーンインストールは、ディスクをフォーマットすることで、完全に新しい状態で Windows11 を、セットアップすることができます。
クリーンインストールの時間
パソコンの環境や設定の時間にもよりますが、クリーンインストールの時間は15~30分で完了です。検証機は intel i5-10400 メモリ16GB SSD で約20分でした。Home 版 のローカルアカウント
Ver.22H2以降では、クリーンインストールでのローカルアカウントの作成が、ネットワークの切断のみではできませんが、特定のメールアドレスを入力すれば簡単にローカルアカウントが作成できます。うまくいかない場合はレジストリの編集で対処できます。Windows11 22H2のセットアップでローカルアカウントを作成 他にも、複数台の22H2でローカルアカウントを作成するなら、起動メディアアプリで有名な Rufus で、ローカルアカウントが作成できるインストールメディアを作成して、クリーンインストールすれば手間が省けて便利です。
Windows11 ローカルユーザが作成できるインストールメディアの作成方法 Ver.21H2 なら、ユーザーアカウントの画面でネットワークを切断をして、ローカルアカウントを作成する方法があります。詳しくは、「ユーザーアカウントの追加」にて説明しています。
Windows11 の認証
インストールするパソコンが既に Windows10 または Windows11 を利用していて、クリーンインストールする場合、プロダクトキーの入力をせずに進みます。インストールする Windwos10/11 を使用していたパソコンを、クリーンインストールするエディション(Home,Pro)が同じであれば、再認証の必要はありませんが、注意点もあります。
詳しくは「クリーンインストールによる認証について」をみてください。 Windows10 以外のパソコン、または新しいパソコンに、初めて Windows11 インストールする場合、セットアップの途中またはインストール後に、Windows11 または Windows10 のプロダクトキーでライセンス認証する必要があります。
ライセンスの確認や、認証操作は「設定」にある「システム」の「ライセンス認証」で行うことができます。
Windows11のクリーンインストールで自動暗号化
クリーンインストールでディスクドライブが自動暗号化される場合があると報告があります。次期バージョン24H2からは暗号化されるようですが、23H2でもクリーンインストールで自動暗号化されることもあるようです。クリーンインストールで暗号化を回避する方法は下記のページを参考にしてください。Windows11のクリーンインストールで自動暗号化を防ぐ2つの方法
インストールメディアの作成
Windows11 のインストールメディアの作成は、マイクロソフトが提供している「MediaCreationTool」アプリを利用します。
ここでは、要点のみ紹介していますが、Windows11 のダウンロードとインストールメディア作成方法は、下記の別ページで詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。
Windows11 のダウンロードとインストールメディアの作成
インストールメディアの作成の要点Windows11 のダウンロードとインストールメディアの作成
- Windows11 ダウンロードページの「Windows 11 のインストール メディアを作成する」にある「今すぐダウンロード」をクリックします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11 - インストールメディア作成ツール「MediaCreationToolW11」を、ダブルクリックして実行します。
- 「言語とエディションの選択」の選択。
- 「USB メモリ」または「DVD ディスク」どちらでインストールメディアを作成するか選択。
Windows11 クリーンインストールの実行
1. パソコンをインストールメディアで起動します。起動デバイスの順位を、インストールメディア(USBメモリまたはDVDディスク)が一番最初に起動するように設定します。 インストールメディアからパソコンを起動する方法は、PCの電源を入れて直ぐに「Delete」や「F2」「F12」「F9」「F8」を押して、BIOS(UEFI)設定画面を表示、起動デバイスを選択するなど、メーカーや機種により違うので、説明書を読んで行ってください。 インストールメディア(DVD/USB)の起動順位を、ディスクドライブより先にすることで、そのメディアから起動することができます。 1. Windows 11 のインストールメディアを起動して、しばらくすると言語などの初期設定画面が表示されます。
DVD インストールディスクの場合「Press any key to boot from CD or DVD ..._」と表示されるようなら、直ぐにキーボードのどのキーでもよいので押してください。
2. キーボートの種類などを選択して「次へ」をクリックします。日本語の Windows11 のインストールでは、日本語または英語キーボードの選択しかできません。他の言語のキーボードを設定する場合は、クリーンインストール後に変更できます。
Windows11 キーボードの設定-日本語,英語,その他の言語に変更/追加 3. 「今すぐインストール」をクリックします。
「セットアップを始めています」表示されるので、しばらく待ちます。
4. 「プロダクトキーがありません」をクリックします。
- クリーンインストールする Windwos11 または Windows10 が、使用していたエディション(Home,Pro)が同じなら、基本的に再認証の必要はないのでプロダクトキーは未入力。
- クリーンインストールするPCに、初めてセットアップする場合はプロダクトキーを入力して「次へ」をクリック、またはインストール後に認証する。
注意
再インストールによるクリーンインストールなら、使用していたエディションと同じものを選択してください。違うものを選択すると、再認証が必要になります。
クリーンインストールするPCに、初めてWindows10をセットアップする場合は、ライセンスに応じて選択してください。
確認して、間違いがなければ「次へ」をクリックします。
6. 「適用される通知とライセンス条項」で「同意します」をクリックし、チェックマークを入れて「次へ」をクリックします。再インストールによるクリーンインストールなら、使用していたエディションと同じものを選択してください。違うものを選択すると、再認証が必要になります。
クリーンインストールするPCに、初めてWindows10をセットアップする場合は、ライセンスに応じて選択してください。
7. 重要 インストールの種類の選択
「カスタム:Windows のみをインストールする」をクリックしてください。
アップグレードを選択すると、データーを引継ぐのでクリーンインストールは実行できません。 8. Windows 11 をインストールする場所を選択
再インストールによるクリーンインストールなら、現在 Windows11 がインストールされているパーテンションを選択します。
新規にSSDでクリーンインストールする、または既存のディスクのパーティションを再構築して分割するなど、フォーマットとパーティションの操作方法は、下記のページで詳しく紹介しているのでそちらをご覧ください。
Windows11 をインストールするディスクの設定方法
下記の説明は、既存のディスクにクリーンインストールする場合です。
Windows11 をインストールするディスクの設定方法
- インストールするパーテンションを選択して、間違いがなければ「フォーマット」をクリックし、確認が表示され「OK」をクリックするとフォーマットが始まります。
フォーマットがクリックできない場合は、上記 URL の「パーティションとフォーマット」をご覧ください。
- フォーマットが完了して「次へ」をクリックすると、クリーンインストールが実行されます。
- Windows の基本データ以外のフォルダやユーザーフォルダの内のファイルを残した場合は、ディスクを選択して「次へ」に進んでください。
- 警告が表示されたら「OK」をクリックします。
- ディスクのフォーマットをしない場合には、以前のデータが「Windows.old」フォルダに作成されます。また、容量もかなり大きく、環境によっては不要なファイルも残った状態になります。
- クリーンインストールなので、「フォーマット」することを推奨します。
フォーマットしない
9. クリーンインストールの準備が開始されるので、そのまま待ちます。クリーンインストールの準備が完了すれば「続けるには Windows を再起動する必要があります」と表示され、再起動後に起動画面が現れます。 PCによっては、再起動後にインストールメディアが起動してしまい、再度インストールの初期設定画面が表示される場合があります。この場合、インストールメディアを外し、設定画面の右上にある「×」閉じるボタンをクリックして再起動すれば、クリーンインストールを続行することができます。 暫くそのまま待ちます。 再起動が実行され、準備の画面が表示され、何度か自動で再起動をした後、「お待ちください」と表示されます。
10. クリーンインストールが問題なく進めば、Windows11 のロゴが表示された後に、地域の選択画面が表示されます。
次は、「クリーンインストール完了前の初期設定」を行います。
Windows11 クリーンインストール完了前の初期設定
ここからは、ユーザーアカウントやプライバシーなどの初期設定をします。 Windows11 のインストールで、インターネットに接続できないと通常では初期設定ができません。接続ができない状況なら下記のページをご覧ください。
Windows11 インターネットが未接続でセットアップできない時の対処法 1. 「お住まいの地域はこちらでよろしいですか?」と表示されるので、国名を確認し「はい」をクリックします。
2. 暫くすると音声ガイダンスが始まる場合があります。消音は「スピーカ」ボタンをクリックして操作します。
3. 「これは正しいキーボードレイアウトまたは入力方式でうすか?」と表示されたら、「はい」をクリックします。
4. 「二つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」これは、日本語以外のキーボードレイアウトを追加するかの設定です。
必要が無ければ「スキップ」をクリックします。キーボードの追加は、インストール後でも設定ができます。
次の設定の前に「アップデートを確認してます。」と表示されることもありますが、気にしなくてOKです。
5. 「PC の名前を設定しましょう」と表示されたら、コンピューター名を入力します。ユーザー名ではなく、PCの名前です。
- PC の名前はインストール後でも変更することができます。後で変更するなら「今はスキップ」。
- PC の名前を設定するなら、ボックスに入力して「次へ」をクリック。
- Windows は、ユーザー名などひらがなや漢字にすると、何かと問題がでるので、半角英数字が推奨です。
※ここでPCの名前を設定して「次へ」をクリックした場合、パソコンが再起動するので、しばらくそのまま待ちます。 このデバイスをどのように設定しますか?(Ver.21H2のみの設定)
この設定項目は Home 版では表示されません。また、Ver.22H2 の Pro版にも表示されません。 「個人用」または「組織用」の設定をします。
ローカルアカウントを作成する場合は「組織用」を選択してください。
6.ユーザーアカウントの追加
Pro と Home 版では、設定画面が異なります。Home 版の場合は、Microsoft アカウントの追加が必須状態ですが、ローカルアカウントの作成する対処方法もあります。 Pro 版は、どちらとも選択操作でローカルアカウントが作成できます。詳しくは、ローカルアカウントの項目で説明しています。
アカウントの「種類別」作成方法
6-1. マイクロソフトアカウントでユーザーを作成
既に登録している Microsoft アカウントでユーザーを作成する
マイクロソフトサービスで使用しているメール、または電話番号などを入力して「次へ」をクリックすると、 パスワードの入力画面が表示されるのでサインインします。
アカウントをお持ちでない場合は、作成できます。の、「作成」をクリックします。
ここで、利用できるメールアドレスは、Gmail/Yahoo などの大手が提供しているメールサービスのみ利用が可能ですが、不具合の報告もあるので「新しくメールアドレスを取得」したほうが、良いでしょう。
「姓/名」次に、「国/地域 と 生年月日」を入力していきます。
PIN を作成します「新規に Microsoftアカウントを作成した場合のみ」
次項の「デバイスのプライバシーの設定」へ進んでください。
マイクロソフトサービスで使用しているメール、または電話番号などを入力して「次へ」をクリックすると、 パスワードの入力画面が表示されるのでサインインします。
- アカウントの保護の画面が表示された場合は、必要事項に入力して「次へ」をクリックするか、「スキップ」をクリックします。
- 「PIN(パスワードの代替)を作成します」と表示される場合があります、PINを設定するなら説明どおりに操作し、必要なければ右上の「×」で画面を閉じてください。
マイクロソフトアカウントのログイン用の「PIN」は、インストールの後でも設定できます。
アカウントをお持ちでない場合は、作成できます。の、「作成」をクリックします。
ここで、利用できるメールアドレスは、Gmail/Yahoo などの大手が提供しているメールサービスのみ利用が可能ですが、不具合の報告もあるので「新しくメールアドレスを取得」したほうが、良いでしょう。
- ボックスに Gmailなどのメールアドレスを入力すると、MicrosoftはGoogleのアカウントの情報と紐付けして、Microsoft アカウントを作成します。例えば、Gmailで紐づけした場合 Gmailのメールアドレスとパスワードで、Windows11 にログインするようになります。
- メールサービスのメールアドレスを利用したくない、または利用できない場合は、「新しいメールアドレスを取得」をクリックします。
- ボックスに好きなユーザー名を入力して「次へ」をクリックします。
- ユーザー名が既に登録されているならメッセージが表示されるので、違う名前を入力して再度「次へ」をクリックします。
- メッセージが表示され無い状態なら「次へ」をクリックします。
「姓/名」次に、「国/地域 と 生年月日」を入力していきます。
PIN を作成します「新規に Microsoftアカウントを作成した場合のみ」
- 「PIN を作成します」と表示されたら、「PIN」の作成をクリックします。
- 二つのボックスに同じ PIN(暗証番号)を入力して、「OK」をクリックします。PIN に記号も含める場合は「英字と記号を含める」を選択します。
- PIN が必要なければ「キャンセル」をクリックしますが、キャンセルできない場合もあります。 その場合 PIN を作成する必要があります。
PIN とは
パスワードのかわりに PIN を設定します。PIN は作成したパソコンに保存され、マイクロソフトアカウントのパスワードと PIN が紐づけられます。PIN は、パソコンに保存されるので、設定したパソコン(端末)でしか使えないため、安全性を向上させることができます。
これで、マイクロソフトアカウントの作成は完了です。パスワードのかわりに PIN を設定します。PIN は作成したパソコンに保存され、マイクロソフトアカウントのパスワードと PIN が紐づけられます。PIN は、パソコンに保存されるので、設定したパソコン(端末)でしか使えないため、安全性を向上させることができます。
次項の「デバイスのプライバシーの設定」へ進んでください。
6-2. ローカルアカウントでユーザーを作成
Pro版 と Home版では、ローカルアカウント作成方法が違うので気をつけてください。
Home 版でローカルアカウントを作成
Home版の Ver.21H2 と 22H2以降では対処のやり方が異なります。ローカルアカウントを作成するくわしい説明は、それぞれ別ページで紹介しています。 Home Ver.21H2の場合
Microsoft アカウントの追加画面が表示されたら、ネットワークの接続を切断します。切断方法は、ネットワークケーブルを抜く、Wi-Fiなら無線が届かないところにいくか、キーボード操作で Wi-Fi をオフにします。 ネットワークの接続が切断されたら、画面左上の「←」戻るボタンをクリックすれば、ローカルアカウントの作成画面が表示されます。
21H2 初期設定でロカールアカウントを作成
Home Ver.22H2以降の場合
特定のメールアドレスを使用してエラー表示させるか、ネットの接続を切断した後にレジストリの編集でローカルアカウントの作成が可能です。
22H2 セットアップでローカルアカウントを作成 特定のメールアドレスによるエラーで、ローカルアカウントが作成可能になる。
レジストリの編集でローカルアカウントの作成を可能にする。
Pro 版でローカルアカウントを作成
Pro Ver.21H2の場合
Ver.22H2のでは、「今はスキップ」でなく「代わりにドメインに参加する」に変更されています。
このデバイスを使うのはだれですか?と表示されたら、「名前」のボックスに「ユーザーアカウント名」を入力して「次へ」をクリックします。
※ユーザー名は 「PCの名前」でも触れましたが、半角英数字を推奨します。日本語では外国制のアプリが使えないなど、問題が起こることがあります。 パスワードを作成します
※この設定は必須項目です。
これで、ローカルアカウントの作成は完了です。
「デバイスのプライバシーの設定」へ進んでください。
下記の枠内は Microsoftアカウントを作成した場合に表示される設定です
7. Microsoftアカウントを作成した場合の初期設定Pro版 と Home版では、ローカルアカウント作成方法が違うので気をつけてください。
Home 版でローカルアカウントを作成
Home版の Ver.21H2 と 22H2以降では対処のやり方が異なります。ローカルアカウントを作成するくわしい説明は、それぞれ別ページで紹介しています。 Home Ver.21H2の場合
Microsoft アカウントの追加画面が表示されたら、ネットワークの接続を切断します。切断方法は、ネットワークケーブルを抜く、Wi-Fiなら無線が届かないところにいくか、キーボード操作で Wi-Fi をオフにします。 ネットワークの接続が切断されたら、画面左上の「←」戻るボタンをクリックすれば、ローカルアカウントの作成画面が表示されます。
21H2 初期設定でロカールアカウントを作成
Home Ver.22H2以降の場合
特定のメールアドレスを使用してエラー表示させるか、ネットの接続を切断した後にレジストリの編集でローカルアカウントの作成が可能です。
22H2 セットアップでローカルアカウントを作成 特定のメールアドレスによるエラーで、ローカルアカウントが作成可能になる。
レジストリの編集でローカルアカウントの作成を可能にする。
Pro 版でローカルアカウントを作成
Pro Ver.21H2の場合
- 「サインイン オプション」をクリックして、表示された画面の「オフライン アカウント」をクリックします。
- 「Microsoft アカウントについて」表示されたら、「今はスキップ」をクリックします。
Ver.22H2のでは、「今はスキップ」でなく「代わりにドメインに参加する」に変更されています。
- 「サインイン オプション」をクリックして、表示された画面の「オフライン アカウント」をクリックします。
- 「サインイン オプション」表示されたら、「代わりにドメインに参加する」をクリックします。
このデバイスを使うのはだれですか?と表示されたら、「名前」のボックスに「ユーザーアカウント名」を入力して「次へ」をクリックします。
※ユーザー名は 「PCの名前」でも触れましたが、半角英数字を推奨します。日本語では外国制のアプリが使えないなど、問題が起こることがあります。 パスワードを作成します
- パスワードのボックスに、「パスワード」を入力して「次へ」をクリックします。
- 「パスワードの確認」画面が表示されるので、もう一度同じパスワードをボックスに入力して「次へ」をクリックします。
※この設定は必須項目です。
- パスワードを忘れた場合に、質問に答えると処理できるようになります。
- 質問の内容を選択して「答え」を入力して「次へ」をクリックします。
- 質問と回答は、3種類の内容を設定する必要があります。
- 一度選択した質問の内容は使用できません。
これで、ローカルアカウントの作成は完了です。
「デバイスのプライバシーの設定」へ進んでください。
以下の初期設定は、「スキップ」してもインストール後に設定ができます。 7-1. 再インストールの場合復元のメッセージが表示
クリーンインストールで以前使用していた Microsoftアカウントでユーザを作成した場合、復元の内容が表示されるので「次へ」クリックします。
7-2. PIN を作成します
クリーンインストールで以前使用していた Microsoftアカウントでユーザを作成した場合、ここで「PIN」の再作成画面が表示されます。
- 「PINの作成」をクリックして、設定画面で二つのボックスに同じ PIN(暗証番号)を入力して、「OK」をクリックします。PIN に記号も含める場合は「英字と記号を含める」を選択します。
- PIN が必要なければ「キャンセル」をクリックしますが、キャンセルできない場合もあります。 その場合 PIN を作成する必要があります。
Microsoftアカウントを作成した場合は、ここで「プライバシーの設定」が表示されます。詳しい内容はこのページの「デバイスのプライバシーの設定の選択」で説明しています。 7-4. エクスペリエンスをカスタマイズ
- エクスペリエンスとは、ビデオやWebサイト、ゲームなどの使用状況を Microsoft社へ送信して、その情報元に広告や推薦次項など提供される機能です。
- 通常なら「スキップ」ですが、利用したい場合は、どの情報を通知するか選択して「承諾」をクリックしてください。
- OneDriveとは、作成したファイルなどを Microsoft社のサーバーにアップロードして保存するクラウド機能です、5GBまで無料で利用できます。5GBを超える前に有料化の催促が頻繁に通知されます。
- 注意事項:作成したファイルは PCに保存されないものがあるので注意する必要があります。OneDriveの仕組みを知らいないと、解除などでファイルが消えるトラブルも起こります。
- OneDriveについて詳しくなければここでは「この PC にのみファイルを保存する」をクリックしてください。OneDrive はクリーンインストール後でも、有効にすることができます。
- OneDrive を利用する場合は「次へ」をクリックします。
「PC から Android スマートフォンを使用する」画面が表示されたら、使用しない場合は「スキップ」、使用する場合は「QR コードの読込など説明にしたがって」設定します。
7-7.ゲームの利用 PC GAME Pass
ゲームの利用を「有料」使用する推薦画面が表示される場合がありますが「今はしない」をクリックします。ここで設定して利用を決める必要は無いでしょう。 ここからは、クリーンインストールする環境により、表示される進行画面が異なることがありますが問題ありません。
8. デバイスのプライバシーの設定の選択
Microsoftアカウントを作成した場合は「プライバシーの設定」は済んでいるので表示されません。
- 位置情報や、Windows11 の利用状況などをMicrosoft社に送信するなどの設定かできます。スイッチボタンをクリックして無効(いいえ)、有効(はい)の設定ができます。
- 設定が終われば「次へ」をクリックすれば、更に設定が表示されるので設定して「次へ」をクリックします。
- 「同意」ボタンが表示されたらクリックします。クリックすると再起動して最終設定が開始されます。
※この設定はクリーンインストールの後で、「設定」の「プライバシーとセキュリティ」で、より詳細な設定ができます。 9. クリーンインストールの最終段階
- 「これには数分かかる場合があります。」と表示され、別のメッセージが表示された後に、「もう少しで完了です」と表示さるので暫くそのまま待ちます。
- 環境により自動で再起動する場合もあります。また、なかなか進まないからと言って、強制終了するようなことはやめてください。
ホーム画面が表示されれば、クリーンインストールの完了です。
Windows11 不具合が起きる前にやっておきたい設定確認
Windows11 クリーンインストールによるライセンス認証について
Windows10 を使用していたパソコンが、デジタル認証されていれば、Windows11 をクリーンインストールしても「再認証」の必要はありません。 ハードディスクをSSD に交換して、クリーンインストールしても自動でライセンス認証が実施されます。
デジタル認証でライセンスの再認証
デジタル認証の仕組みは、マザーボード(主要回路基板)などの固有のIDでライセンス認証を紐づけ、マイクロソフト側で記録していて、ネットにより認証されます。クリーンインストール後に認証されていないようなら、ネットに接続できているか確認します。 デジタル認証がされているか調べる方法は、スタートメニューから「設定」を開き「ライセンス認証」の「ライセンス認証の状態」から確認できます。
デジタル認証の表示がない場合でも、マイクロソフトアカウントで利用していたなら、ライセンスが紐付けされているので問題ありません。
ローカルアカウントの利用で、デジタル認証ができていない状態で、ディスクのパーティション再構築した場合は、再認証が失敗することもあります。 失敗すればマイクロソフト社に問い合わせて(末尾参照)、内容を説明すれば基本的に再認証ができます。 再認証のもっとも安全な方法は、
Windows11 をクリーンインストールする前に、「マイクロソフトアカウント」のユーザーを追加作成しておき、デジタルライセンスを紐づけしておくことです。マイクロソフトアカウントを作成しておけば、クリーンインストール時にスムーズに再認証されます。
Windows11 Microsoft アカウント ユーザーを作成する方法
Windows10 にアップグレードした PC
Windows7/8 から Windows10 にアップグレードしたパソコンに、Windows11 をクリーンインストールしても、基本的に自動で再認証されます。 アップグレードしたパソコンをクリーンインストールして、再認証に失敗するようであれば、元々インストールされていた Windows7/8 のプロダクトキーで認証することができます。2023年9月20日に Microsoft社が Windows7/8 から Windows10/11の無料アップグレードを停止すると発表しました。このことから7/8のプロダクトキーでの認証ができなくなりました。影響を最小限にとどめるために、念のため Microsoft アカウントを紐付けしておいた方が安全です。 クリーンインストール後にライセンスの認証(有効なプロダクトキーの入力)をする場合は、上述の「ライセンス認証」の説明図にある、「プロダクトキーを変更します」で操作します。
プロダクトキーの確認
プロダクトキーが Windows10/11なら再認証の失敗にそなえて、プロダクトキーの確認をしておくことが良いでしょう。認証に失敗し、マイクロソフト社に連絡したときにプロダクトキーを聞いてきます。前もってプロダクトキーが分かっていれば、スムーズに再認証の手続きが行えます。
マイクロソフト社のライセンスに関する問い合わせ先
※クリーン(再)インストールで認識の問題が発生した場合は、マイクロソフトへ問い合わせて認証作業をします。
※クリーン(再)インストールで認識の問題が発生した場合は、マイクロソフトへ問い合わせて認証作業をします。
- マイクロソフトライセンス認証専用窓口の電話番号
https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/existing-customer/activation-centers.aspx
- Windows のライセンス認証エラーに関するヘルプ
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/10738/windows-10-get-help-with-activation-errors
-
クリーンインストール後の安全対策
- Windows11 の起動の不具合がでても、安心して修復操作ができる、回復ドライブを作成しておくと便利です。
Windows11 回復ドライブの作成方法と回復機能の紹介 - ディスクの容量に余裕があるなら、システムの復元を有効化することで安全性が増します。
Windows11 システムの復元の設定と使い方
Tips:修復インストール
修復目的のインストールは、クリーンインストール以外ににも、上書きインストール、標準機能の再インストールとリセット(初期化)が利用できます。詳しくは下記のページをご覧ください。Windows11を修復インストールする4つの方法
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