Windows10 Cortana を停止して無効化にする
最新更新日
Cortana の無効化は、Windows10 pro または home どちらでも、レジストリの編集で可能です。
レジストリの編集により、Cortana の機能である(インターネットやクラウド検索、会話によるやりとりなど)を停止することで、Cortana が無効になります。
Cortana が無効になっても、パソコンのアプリやファイルなどの従来の検索機能は使用できます。
このページでは、Cortanaを無効化して検索は有効にする方法を紹介しています。
Windows10 Ver.2004 以降は、Cortana はスタンドアロンアプリ(独立したアプリ)になり、レジストリでの無効化の場所が変わりました。
また、Cortana 自体をアンインストールして完全に無効化することも可能です。
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Cortana の無効化
Windows 10 pro または home どちらとも、レジストリの編集で Cortana の無効化ができます。また、バージョン1903で Cortana と検索が分離しましたが、無効化の方法は同じです。
Cortanaを無効化する為のレジストリの編集
レジストリエディタを開く
レジストリの編集を誤ると Windows が正常に動作しないことががあります。
操作に自信がなければ編集前にバックアップを作成してから、レジストリの操作を行ってださい。
windows10 レジストリ キーのバックアップと復元
操作に自信がなければ編集前にバックアップを作成してから、レジストリの操作を行ってださい。
windows10 レジストリ キーのバックアップと復元
- 「Windows」マークを右クリックするとメニュが表示されるので「ファイル名を指定して実行」をクリックすると、「ファイル名を指定して実行」が開きます。
- テキストボックスに「regedit」と入力し「OK」をクリックします。
- ユーザーアカウント制御の警告が表示されたら「はい」をクリックしてください。
- ユーザーアカウント制御の設定を「通知しない」に設定されている場合は、表示されません。(参考:UAC無効にする)

レジストリキー「Windows Search」を開く
レジストリエディタの左側メニューのアイコンをクリックして、展開していきます。▼ HKEY_LOCAL_MACHINE
▼ SOFTWARE
▼ Policies
▼ Microsoft
Windows と順に展開していきます。 「Windows Search」キーがあるか探します。
見つからなければ、Windows Search キーを作成します。

★ 新規に「Windows Search」キーを作成する。
「Windows」を右クリックして、表示されたメニューの「新規」にマウスカーソルを合わせます。サブメニューが表示されますので「キー(k)」をクリックします。


これで「Windows search」のレジストリ キーが作成されました。

レジストリキーに、値を追加する。
「Windows search」のレジストリキーに、値を追加します。「Windows search」のレジストリキーを右クリックして、表示されたメニューの「新規」にマウスカーソルを合わせます。
「DWORD(32ビット)値(D)」をクリックします。



作成した「AllowCortana」の「値」を確認する。
「AllowCortana」を右クリックして表示されたメニューの「修正」をクリックします。
値のデーターが「0」でない場合は、「0」に変更します。
値のデーターを「1」にすると、Cortana が有効になります。
これで、Ver.1909 以前の Cortana の無効化の為のレジストリの編集作業は完了です。値のデーターを「1」にすると、Cortana が有効になります。

Ver.2004 のCortanaの削除または無効化
ここでは、Ver.2004 の Cortana をアンインストールして完全に無効化する方法と、レジストリでの無効化で停止する方法を紹介しています。 Cortana のアンインストール
コルタナのアンインストールは PowerShell から実行します。 「スタートボタン」を右クリックしたメニューの、「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。

※PowerShellにコピーした文字を貼り付けるには、コピーした後に画面上で右クリックすれば貼付けができます。 PowerShell が表示されたら、
Get-AppxPackage -allusers Microsoft.549981C3F5F10 | Remove-AppxPackage
と入力し、キーボードの「Enter」を押せば、アンインストールが実行されます。


タスクバーの何もないところを、右クリックしたメニューの「Cortana のボタンを表示する」をクリックしすれば、アイコンボタンが消えます。

これで Cortana のアンインストールによる完全無効化は完了です。次項の再起動の必要はありません。 ※Cortana を再度インストールする場合は、スタートメニューから「Windows Store」を開き、「検索ボックス」に Cortana と入力すれば、アプリが表示されインストールすることができます。 レジストリによる無効化
レジストリエディタを開いた状態からの、編集の説明をしていきます。 レジストリエディタの左側メニューのアイコンをクリックして、展開していきます。
▼ HKEY_CLASSES_ROOT
▼ Local Settings
▼ Software
▼ Microsoft
▼Windows
▼CurrentVersion
▼AppModel
▼SystemAppData
▼Microsoft.549981C3F5F10_8wekyb3d8bbwe
CortanaStartupId と順に展開していきます。

階層が深くて探しにくので、下記のパスをコピーして「アドレスボックス」に貼付けて、キーボードの「Enter」を押せば展開することができます。
HKEY_CLASSES_ROOT¥Local Settings¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥AppModel¥SystemAppData¥Microsoft.549981C3F5F10_8wekyb3d8bbwe¥CortanaStartupId
- 「State」を右クリックしたメニューの「修正」をクリックします。
- 編集画面が表示されたら、値のデーターを「1」に変更して「OK」をクリックします。(「1」無効 / 「2」有効)

これで、Ver.2004 の Cortana の起動無効化のレジストリの編集作業は完了です。
再起動して Cortana を無効化する
レジストリの操作なので、編集を反映するには再起動が必要です。パソコンを再起動すれば、Cortana の無効化は完成です。Cortana 無効化の確認
「Windows の設定」画面に「Cortana」が表示されなくなります。

※Cortana の無効化を解除する場合は、上述の「AllowCortana」の値を「1」にして、再起動すると Cortana が有効になります。 その他の Cortana の設定やコルタナの使い方は、こちらをご覧ください。
Cortana の削除や起動停止について
レジストリの編集で Cortana を無効化する方法は、Cortana を自動起動させない、削除するといったものではありません。Cortana の機能を停止して無効化するものですので、Cortana 自体は起動されている状態になっています。タスクマネージャーのバックグラウンド プロセスを確認すれば、起動していることがわかります。
※ Cortana の設定画面からの、オン/オフ操作による無効化はできません。
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